初芝駅を降りるのは初めてだ。駅前は高い建物はないが商店が並び、なかなか賑々しい。 そこからスクランブルの交差点を渡って左に折れ、府道35号の歩道を行くとあっさり 天然温泉千寿の湯の看板が見える。おれの足で5分ちょい。公式ページでは徒歩3分とあるがおれは信号に引っかかったからね。まあどちらにしても素晴らしく駅から近い温泉に変わりはない。
吹き抜けの一階から二階へ。100円玉リターン式の靴箱の下段、ブーツをいれる上に長いところになぜか自分の鞄を入れようとしているおばさん二人組を発見。ロッカーは奥にありますよと声をかけようかと思ったが、楽しそうだったのでやめた。
フロントで確かめるとやはり岩盤浴は入浴料+100円だ。なぜか公式サイトに記述がないが。あったらごめん。一般には入浴料=岩盤浴料金の施設が多いのにここは100円ぽっきりとはすこぶる安い。しかも11種の天然石を用いたプレートがある本格的な設備であるのに。
温泉水は三重県の亀山から運んでくる運び湯。優秀な源泉らしく露天のメイン風呂は温泉のぬるぬる感がとてもいい感じだ。ただ温度がかなり高い。内風呂の屋久島杉浴槽が42℃表示だがそこより熱く感じた。
内湯、露天ともにそれほど浴槽は大きくはなく、また広くない敷地に様々な浴槽が設置してあるので、いささかごちゃごちゃとはしている。しかし浴槽はどれも清潔でメンテが行き届いている。もっとうちの家に近かったら家の風呂にしたいくらいだ。
食事処は2020年1月22日にリニューアルオープンした「湯上り食堂月の雫」。 食券はなく、カウンターで直接注文したらポケットベルのようなものを渡される。出来上がったらそれが発報して取りに行くセルフサービス方式。食堂自体はかなり広めで分煙されている。窓が多く、明るいが景色は期待できない。
風呂上りビールを求めて月の雫へ。おおお、予備知識なしに訪れたが今日は中生ビール330円の日だって(金、土曜実施)。そうなりゃあては餃子だな、もちろん大蒜入り。喫煙可のエリアでテレビをぼーっと見ているあいだに(もちろんビールはフライング)できあがった餃子は、大ぶりで外カリッと内ジュワーの本格派。すかさずに二杯目のビールにいっちゃいました。