大遠会館まぐろレストラン
以前TVで観たレストランとは思われぬ体育館のようなだだっ広いスペース。そこのテーブルに着座する人々の手には山盛りのマグロ入りの丼が抱えられています。店内は人で溢れ返り、入場を待っている人々の行列はレストランの外まで長く延びていました。
そこが三重県四日市、大遠会館マグロレストラン。大阪にもマグロを売りにするレストランはいくつもあります。しかしここまで大規模でマグロ に特化しているところはありません。しかも内装は工場の社員食堂のようにシンプルでなんの飾り気もなく、いかにもマグロを安く売るためだけに余計なものはすべて削ぎ落している、まるでタイトルマッチ直前のボクサーのようです。
その風貌に一目ぼれし、行ける日を楽しみにしていました。
大遠会館まぐろレストランとは
四日市といえば工業地帯というイメージがあるけどなぜまぐろなんでしょうか。 実は1960年頃にここにはまぐろの遠洋基地があったそうです。そしてまぐろレストランは当時乗組員たちの宿舎施設だったそうです。
下車する駅は四日市市のJR富田(とみだ)駅。
単純に距離で考えると大阪駅から行くには大和路線経由関西本線が便利なように思います。しかし関西本線の便数の少なさや、乗り継ぎの悪さを考えると大回りでも新快速で米原、名古屋経由の方が利便性に優れています。
当日のルート
大阪07:15発 新快速・米原行き
米原08:41着
08:46発 普通・大垣行き
大垣09:19着
09:26発 特別快速・豊橋行き
名古屋09:58着
10:13発 普通・四日市行き
富田10:50着
※2019年3月3日(日)現在
このルートで3時間35分(乗車時間3時間05分)。片道運賃が4000円ですから往復なら8000円。18きっぷが5回分で11850円ですから一回分が2370円。なんと5630円のお得。
この時間平日なら通勤時間帯で込み合う時間なんですが、休日ならば全ての列車が座ることができました。
行きました・食べてみました
JR富田駅は無人駅。閑散とした駅を進行方向左側に降り、そのまま真っすぐに進みます。イオンを通り過ぎ昭和な街並みを15分ほど歩くと到着は11時10分。途中に元祖たこ焼きのタモリというなかなかファンキーなお店がありました。
10時にオープンしてまだ昼前の11時。それだのに食券売り場には20人ほど並んでる!
しかし係の人の手際の良さであっという間に大遠定食1450円のチケットをゲット。
おもむろに客席側に移動すると広い、確かに広い。軽くフットサルができそう。
その広いレストランが8割方埋まっている!
日曜日ということもあり店内は家族やカップルでいっぱい。しかしこれだけ広いとお一人様が紛れ込んでも全然平気でありました。
チケットをカウンターの人に渡し、番号を呼ばれるのを待ちます。
ショーケースでは一品を販売。料金は自販機のチケット。ビールも自販機。いらない手間はかけていません。
待つこと8分。番号が呼ばれていそいそと引き取りにカウンターへ。
大きいですよ、このトレイ。大判の表彰状のようにうやうやしく両手で受け取る。
マグロは4種類に、つみれ団子。左上が中トロ。左の皿がまぐろのミンチかつ。これがまたデカい。中央がマグロのソボロ。
食べる途中でマグロをごはんの上に乗せ、テーブルの丼のたれでマグロ丼。
マグロのミンチかつもカリッと揚がっいて、大きさが大判のどら焼き程あります。ごはんは少なめにしたはずなのになかなか減りません。自販機で買った缶ビールがを飲むのが苦しい。
この日は日曜日だったのでお目にかかれませんでしたが、平日限定のマグロ豪快丼は1000円でざく切りマグロがどんぶりにピラミッド状態で盛られているという。
すでにまぐろで満腹になりながら次の平日の訪問を決心していました。
まとめ
テレビで観た大遠会館はテーブルにチェックのビニールクロスが敷かれて古びた建物が実に昭和の味を出していましたが、2018年にリニューアルされてきれいになっていました。
しかし雰囲気はまさに昭和の従業員食堂から今のそれに変わっただけのように思われす。テレビからも感じられたさあ、マグロを食わせろ、いっぱい、安く、さあ食わせろ! その熱気がやはりありました。
行ってよかったです。今度は平日行きます。
帰りは時間が合いましたので関西本線に乗車しました。富田→亀山→加茂→大阪です。
時間があったので加茂の一つ手前の笠置で降りて駅近温泉の「わかさぎ温泉」寄って帰りました。
http://kasagi-ikoi.com/
天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館 笠置駅から徒歩5分